長野県150周年、本当におめでとうございます。
現役時代、私はヨーロッパをはじめニュージーランドやアメリカなど、世界中の雪山を渡り歩いてきました。
しかし、海外に出たからこそ、改めて気づかされたことがあります。
それは、私たちの目の前に広がる北アルプスの山並みが、世界のどこにも負けない壮大さと美しさを持っているということです。
山から降りれば極上の温泉があり、豊かな食事が体と心を癒やしてくれる。
長野県が秘めているポテンシャルの高さは、本当に計り知れないものがあります。
そして、この土地が育んだ人の温かさと文化も、私の誇りです。
なかでも、私は信州の方言である「なから」という言葉が大好きです。
「良い塩梅で」「だいたいこれくらいで」。
目まぐるしく変化し、スピードばかりが求められる今の時代だからこそ、この「なから」というスタンスがとても大切なのではないかと思っています。
「過ぎたるは及ばざるが如し」とも言いますし、完璧を求めすぎて息が詰まりそうなとき、「なから」は適度な心のゆとりを教えてくれます。
変化の激しい時代ですが、先人たちが紡いできたこの素晴らしい長野県の文化や心の在り方を、これからも長く、未来へとつないでいきたいと思っています。
私も、これからの長野県の発展に少しでもお役に立てるよう、日々精進してまいります。
改めまして、150周年の節目を心よりお祝い申し上げます。
渡部暁斗
